IPO株価の傾向について

笑顔のビジネスマン

IPO株価というと、新規上場をしたIPO銘柄の上場後の株価のことをいいますが、その中でも注目を集めている株価が上場後の初値です。
日経平均株価が15年ぶりに二万円台を回復するなど堅調な展開を続けている現在において、IPO銘柄の上場後の初値は公募価格を上回る傾向が強くなります。
ここでいう公募価格とは、投資家がブックビルディングを通じて購入する際の購入価格です。
株式市場が堅調に推移している時は初値及びその後のIPO株価も高くなる傾向が強いために、ブックビルディングの参加を通じて公募価格で購入すれば売却益が稼ぎやすくなります。
ただ、そのような局面ではIPO銘柄に対する需要も高く、競争倍率も高くなりますので、公募価格での購入は難しくなります。
もし、公募価格で購入できない場合は、上場後のIPO株価で購入することとなります。

逆に株式市場が軟調に推移する局面では上場後の初値やIPO株価が公募価格を下回る可能性が高くなります。
株式市場が堅調な局面と比較すると、IPO銘柄に対する需要が低くなりますので、どうしても初値やIPO株価は低くなる傾向が強くなります。
このような局面でブックビルディングを通じて公募価格で購入しても、上場に評価損を抱えることも多くなります。
このため、公募価格での購入を見送って、タイミングを見計らって上場後のIPO株価でIPO銘柄を購入するほうが有効であると考えます。
また、どうしてもIPO銘柄を公募価格で購入したくて実際に購入した場合は、上場後のIPO株価で信用売り取引をして株価の下落に備えて評価損を限定的に留めるリスクヘッジを行うことも大切になってくると考えております。

以上のように株式市場の局面によって、IPO株価の動向は大きく変わってきますので、それに応じた取引方法を検討する必要があると考えております。

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